胡蝶蘭の思い出

 

今日の為に、ゴージャスなお花が我が家に届いたのは一昨日の事…

 

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↑ とてもじゃないけどリビングには置けず、自分の部屋へ。

 

 

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↑ 娘の誕生日を祝おうと、大阪の母が贈ってきたのでした。

 

 

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↑ この白さに魅せられて、この花が一番好きだったのは昔の事なのに…

 

 

7月に引っ越した時に、「胡蝶蘭を送るね」と電話で母が言うので

思いっきり断った。その理由は…

 

 

  • 夫の取引先から巨大な観葉植物が届き、それで既にうんざりしていた
  • 本来、植物は自分で買って育てたい
  • 物を増やしたくないし、欲しい物は自分で買う
  • そんな高額なものはもったいないし、管理も気を使う
  • 私は豪華な花よりも素朴な花の方を今は好んでいる
  • 場所を取るものはとにかく嫌だ
  • 引っ越して来れたのが何より幸せで、他には何も要らない

 

…などと散々言ったにもかかわらず、それを私の誕生祝に送って来るなんて…!

さすがに「ありがとう」とは言ったものの「(上記の事を)私、言ったよね !?」

とも言わずにいられなかった。ちょっと母はションボリしていたかもしれない。

 

 

電話を切った後、「いつか母が死んだら この事を私は後悔するんだろうな」

と思うと、泣けてきた。

胡蝶蘭は、私が小6の頃に ガンで余命僅かな祖母に贈った最後の花でした。

昨年ガンになった私と、祖母を亡くした時の事を母は思い出したのかもしれない。

 

 

「どうしてわかってくれないのよ!」と思う前に、親心がわからない自分を

省みるべきだった。幾つになっても、大人になれない自分を反省しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

8 thoughts on “胡蝶蘭の思い出

  • 2015年10月27日 at 8:22 PM
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    祝ってくれる人がいるだけで幸せな事です。そして生きている事、それだけで周りも幸せなのです。
    実は私の母が昨年の12月に悪性の脳腫瘍と診断され、余命宣告をされました。現在は一見元気で、病気を患っているとは感じない程ですが、いつ悪化するか気が気ではないのですよ。
    そして25年お付き合いしている気の合う友人も現在ガンと闘っており、この歳になって命というものを意識し始めています。あ~ まとまらない(笑)
    とりとめのないコメントになっちゃいましたね。ガンの話題に触発されちゃったなー

    • 2015年10月28日 at 3:55 PM
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      ごめんなさい、辛い心のうちを語らせてしまって…。
      生きる年月が長ければ長いほど、幸せも悲しみも比例して
      増えていきますね。どんなに強くなったつもりでいても
      根底が弱いと「やっぱ脆いわ…」と気付かされる事多々ありです。

      余命宣告は絶対的なものではなく、その何倍も生きる人も
      たくさんいるけど、それでも「気が気でない」という思いが
      消える事はありませんものね。見えない敵と戦う辛さと怖さも…。

      アニキをお育てになったお母様ですから、相当な恩恵を受けられると私は
      信じています。ご友人の方も同様に、「生きてほしい」「元気になってほしい」
      そう願ってる方々がいらっしゃるから闘えるようなもので…
      微力ながら、私も祈ります。具体的に祈ります。。。

  • 2015年10月28日 at 1:13 AM
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    母娘にありがちな、だ〜か〜ら〜!って光景が目に浮かびました。

    母は私に自分勝手だったし、私は母に無愛想だったし…。
    後悔したことも含め、長年の交流(交流ってのもあれだけど)は
    それなりに私達らしかったのかな?と納得しています^^;
    胡蝶蘭に文句つけても、YOKOさんが元気に過ごすことが
    お母様の一番の喜びかと思います。

    てか、お誕生日おめでとうございます♡

    • 2015年10月28日 at 4:16 PM
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      母娘の関係って、ベッタリ上手くいく場合もあるようだけど
      うちは性格も合わないし、昔は喧嘩ばかりしていました。
      以前のように、もっと母を怒らせるような事を言った方が お互いに
      傷付かなかったかもしれない… なんて思ったりもして。

      両親ともハッキリ物を言うし、私には特別厳しかったので
      優しくされると調子が狂うし「それ、小さい頃にして欲しかった」
      なんて思っただけでもう涙が出るんですよ。
      子供の頃の思い出は、私にとっては「弁慶の泣き所」なんです。

      それでも、誕生日を家で迎えられただけでもう十分!(去年は@病室)
      お祝いの言葉を頂いてありがとうございます。。。

  • 2015年10月28日 at 5:30 PM
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    わかるわかる~~
    YOKO*さんの気持ち、よ~くわかります。
    >「いつか母が死んだら この事を私は後悔するんだろうな」
    これ、私もほぼ毎日思うことです。で、泣けてきたり・・・も一緒一緒。

    YOKO*さんも10月生まれだったんですね。私もですw
    お互い元気で素敵に年を重ねましょうね。
    それにしてもYOKO*さんのお部屋、綺麗ですね~。 オドロイタ (@@;

    • 2015年10月28日 at 6:38 PM
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      私が見てきた中で、母は今が一番元気なのにこんな風に思うなんて
      こちらも歳を取ったという事なんでしょうね。
      既にもう大切な誰かを失ってきているのに、それでもこればかりは
      慣れることはなくて… 学習能力はどこへやら?です。

      同じ10月生まれでも、teltelさんは天秤座ですよね?
      いいえ私は蠍座の女♪ です。←「いいえ」要らんやろ〜!

      私の部屋、兼寝室です。なんせこの机が大きいので、この部屋しか
      入らなかったんですよ〜。(ベランダからイン!)
      この机の上で、毎日洗濯物たたんでます。(笑)

  • 2015年10月30日 at 5:33 PM
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    お誕生日おめでとうございます。お誕生日は幾つになっても楽しくて嬉しくてワクワクします。一年があっという間に過ぎていきましたね。色々あった一年でもYOKOさんが元気になったのが一番嬉しい。お母さまもそう思っての胡蝶蘭。さすが蘭の女王様!豪華で美しいですね。
    私も母に強く言ったり優しくしてません。元気でしっかりしている母も少しずつボケ始めました。それを見るのも悲しいですよ。
    優しいご主人様と新しいお家・・・あと欲しいのはなんでしょうね(笑)

    • 2015年10月30日 at 6:23 PM
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      HIMAWARIさん、ありがとうございます。
      正直ここ数年は「誕生日なんて…」って思いがちでしたが、今年は
      さすがに「ありがたい」と思って過ごしましたよ。

      主人も母も何でも買ってくれそうな勢いでしたが(笑)、本当に
      もう十分、もう何も要らないというのが本音です。
      本当に欲しいものは、お金では買えないものばかりですしね。
      「運命の猫」がもう1匹この世にいるのなら、早めに出会いたい…。

      親が健康を害したり、ボケてきたりすると、子供としては辛いですよね。
      誰もが(自分も)通る道とは言え、考えさせられる事ばかり。
      なので、何でも楽しめる時に楽しんでおかないと!と思うようになりました。

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