断水・覚書(6日目)

 

  • 7月12日(木)

 

断水が長引くと、やはり誰もが洗濯とお風呂を望むようになるわけで…

皆がお水の出る地域へと車を走らせます

バイパスはたくさんの車だったけど、全体的に未だかつてない程の猛スピードで

走っていたので、渋滞感全くなし「いつもこれくらいでお願いします」(心の声)

 

↑ コインランドリーとシャワーがセットになってる所を利用しない手はない!

 

一昨日も来ていたので、要領を掴んでいました

前回は 洗濯 & 乾燥 50分コース、今回は 洗濯 & 乾燥 70分コース

( 選んでいる余裕はなく、取り敢えず最初に空く台を待つ感じ)

槽が大きいし熱くなっているので、終わってからの洗濯物の取り忘れというか

見落としが意外と多いし、隙間へ落下したら取れないのでそれも要注意

 

コインランドリーはもちろんいっぱい、もちろん尾道人だらけでした(笑)

 

シャワーは 8分ですが、その間お湯がしっかり出て途中止める事も出来るので

前の人が「3分余ったので、良ければ使って下さい」なんて事もありました

が!5分以内にお湯を出さないと無効になるし、次に誰かが待ってるかどうかは

不明なので、私は髪の毛一本残さず最後まで室内を洗い流して使い切りました

 

↑ 早く自分の家のお風呂に浸かりたい…

 

被災地の方々を思えば、そんな事は口が裂けても言えません

 

それにしても、断水していない地域はこうも違うものなのかと思う事ばかり

夜、福山市街地では 若い男女の集団が無謀な運転をしていた

同じ県内どころか市内で異常事態が起こっていてもこの有様かと

怒りよりも悲しみを憶えた

 

翌日へ続く。。。

 

 

 

 

断水・覚書(5日目)

 

  • 7月11日(水)

 

午後、グリーンコープさんがいつもの時間帯に来てくれて…

 

↑ 断水には欠かせない2つのアイテムをプレゼントしてくれました!

 

そして お水を多く使う葉物野菜は持ち帰って下さいました

(返却ってやつです・臨機応変で有難い!)

マイタケなどは洗わずそのまま割いて冷凍しておけば良いし

人参も日持ちするので、そういう食材は受け取りました

 

ちなみに 担当の方のアパートは浸水被害に遭われたとのこと

いざそういう人に会っても上手く声を掛けられない自分に反省

 

↑ お水が安定して手に入るようになったので、おかず作りに挑戦

 

大したおかずは何もないのに、3時から始めて6時半迄掛かってしまった

慣れたつもりでも 水の管理は神経を使うし、やはり相当時間が掛かる

 

洗濯:コインランドリーが気に入ったので、自力はやめた

食事:大皿にラップを敷き、ご飯ものせてワンプレート(ずっとこれ専門)

料理:お酢・梅干し・ワサビ・ショウガ などを必ず1つ加えて食中毒予防

炊飯:お米1合に対して梅干し1個を入れて炊き、その後よく混ぜる

常備:バナナは1本ずつラップをして野菜室へ入れると日持ちする

↑ 夫がコンビニなどでお昼ご飯をまだ調達出来なかった頃 持たせていた

 

お菓子などは幾らでも売っていたけど、こういう時こそ栄養第一に考えるべき

 

翌日へ続く。。。

 

 

 

 

断水・覚書(4日目)

 

  • 7月10日(火)

 

道路状況が改善されたのか、夜の間に大阪からの部品が届いたとかで

朝一でエアコンを修理してもらえました(早さに感動 & 涼し〜♪)

 

↑ 晩には、夫が仕事関係者から18Lのポリタンクを貰って帰って来た!

 

これのお陰で給水が一気に楽になる反面、とにかく重いので

お年寄りや女性にこの量のお水は運べません

 

そして 大量にお水を貰って来ても、今ある浴槽のお水はどこへやれば?

という課題に直面

 

↑ で、大昔使っていた古いランドリーボックスを活用することに

 

この四角い穴で何度も指を怪我していたので、そのままビニール袋を入れるのは

危険だと判断し、大きなフェルトを間に挟み入れました

これをお風呂場に入れ、浴槽に残ったお水を全部移し替え、トイレ用にしました

 

↑ ポリタンクがすっぽり入るくらいだから、結構な大きさです

 

お水の入れ替えを済ませ、給水の為またも小学校へ行くと

島根などからの応援の給水車が増えていて、たくさんお水をくれました

(この頃には24時間体制の給水所も出来、少し安心感が生まれる)

 

その足で 断水していない福山市へ車で向かうも、バイパス入り口は閉鎖

その後バイパスに乗れたものの、大渋滞

何とか福山へ辿り着き、晩御飯を食べ、コインシャワー&コインランドリーへ

セブンイレブンでパンやカット野菜を買って、帰路へ

帰宅は深夜

 

翌日へ続く。。。

 

 

 

 

断水・覚書(3日目)

 

  • 7月9日(月)

 

浴槽のお水が1/3くらいになり、マザーベアさんの工場へ(これが初給水)

容器がないので、大きな袋の中に45Lのポリ袋を二重にして対応

それを見た見知らぬ女性が、半透明の破れにくいというポリ袋をくれました

(彼女も大変なはずなのに… 有難い事です)

 

途中、お水が心配になり様子を見てみると、僅かながら水漏れしていました

やはり袋では形が安定せず、運ぶのが難しいと判断

 

↑ ホームセンターでツールバスケットをゲット!(耐荷重:約40kg)

 

これはコインランドリーで仕上がった洗濯物を入れるのにも役立った

衣類乾燥後、そのまま畳んでこれに入れて持って帰ると後が楽

ビニール袋などに入れてしまうと、また湿気が発生するのでNG

 

近所の小学校へも給水に行く(この時点では1人6Lまでだと思っていたが

後々、たくさんもらえるようになる)

 

エアコンの修理に来てもらうが、基盤が壊れている為メーカーへ引き継ぎ

偶然市内にいたメーカーさんが、数時間後に来てその場で部品注文してくれる

 

ドラッグストアやスーパーをはしごして、パンとおにぎりとお水をゲット

 

↑ 左のトップバリュの天然水1ケースが福岡の友人から届く( Thank you!)

 

右のアサヒ天然水は、直前にスーパーで運良く買えたものです

お一人様1箱限りという事でしたが、(二人いたけど)遠慮して1箱だけにし

家に帰ると1箱 届いたので、余計にビックリ!

欲張ってたくさん買わなくて良かった

 

洗濯:この時点ではまだコインランドリーへは行かず

ミョウバンを溶かした水に浸け、濯いで、あとは洗濯機で脱水

↑  濯ぎの水を控える為、ミョウバンを選択

 

風呂:この時点ではまだコインシャワーへは行かず

バケツや洗面器にお湯を入れて、それで体や髪を洗う

↑ 髪はバケツに入れたお湯で素洗いのみ(意外とサッパリする)

* 洗髪にミョウバンはお勧め出来ません!(実はやってみた・笑)

 

翌日へ続く。。。

 

 

 

 

断水・覚書(1日目・2日目)

 

西日本豪雨の影響で 思いも寄らぬ断水となったわけですが…

 

↑ 全てはここから始まった。

 

うちの周辺でも雨は降り続いていたけれど、そこまで危機感を感じる程では

ありませんでした。しつこく警報の知らせが来る事の方がむしろ恐怖でした。

 

以下、この度の振り返りです。思い出しながら、書いていきます。。。

 

 

  • 7月7日(土)

 

11時半頃、市から「12時より尾道市内全域断水」との通知

(うちは僅かながらも16時半頃まで出続けた)

その間 浴槽やバケツはもちろん、お鍋に到るまで水を貯め…

 

↑ 生野菜を使い切る為料理をした。(ポリ袋で和え物から煮物まで出来ます)

 

御飯をうっかり炊いてしまった ← 後々、洗い物が大変だった

(しかし断水期間が長引いたので、結果としては良かった)

 

夕方、何もないのを知りつつスーパーへ

パンやお弁当などは一切なし

お水は、少し味がついたようなものが残っていただけ

 

↑ 棚に1つ残っていたこの小さな紙コップは、結構活躍してくれましたよ。

 

 

  • 7月8日(日)

 

朝になり「洗濯どうしよう!?」と一瞬思ったものの、早々に諦め…

 

↑ お掃除シートであちこち拭き掃除だけしました。

 

そうこうするうち、夕方エアコンが音を立てて壊れ、電話で修理依頼(涙)

 

慣れない水無し生活で、一番手間取ったのは食事の準備

その後段々ズボラに(要領良く)なります

 

↑ ろくに手も洗えないので、こういう容器を駆使しました。

 

片手で持てるのと、注ぎ口の大きさが調整できるところがポイント

これは洗顔の時も重宝しました

ちなみに石鹸などはすぐに水で濯がず、一度ティッシュで泡を拭き取ってから

洗うようにすると、少ないお水で洗う事が出来ました

 

翌日へ続く。。。